ちょっとづつ新カードのプレビューがはじまりました。

なんか最近は「ゲートウォッチのストーリー」ありきで、(個人的には)あんまりワクワクしないスタンダード環境とストーリーが続いております。
なんというか、ヒーローを語るために作られたご都合設定に、これまでのMTGの、ある意味でムチャクチャな世界観がちょっと整頓されてしまったというか。

いままでは、とりあえず3ブロック終わったら、次に全然関係ないストーリーがはじまったので、良くも悪くも予想不可能で、面白いかどうかを別にしても、少なくともワクワクはしていたのです。

タルキールなんかは、むしろ「えー、蛮族の世界なのー。剣と魔法の世界がいいのに……」と思っていたのを、良い意味で期待を裏切って、かなり好きなストーリーになったりもしました。

が、なんかゲートウォッチの面々が押し出されてからは、どうも腑に落ちないというかなんというか。この方向性自体は無しではないかもしれませんが、この形式にしたことによるカード枠の圧迫が気に食わない感じなのです。

「じゃあ今回は、ジェイスを入れてー、ソリンをいれてナヒリも入れて……、タミヨウも入れると、あとはアーリンコードをむりやり押しこむぐらいか……」みたいになってしまうではないですか。

もう、わけのわからない「コイツ、誰やねん!?」みたいなカードを、神話やプレインズウォーカーで作るのがかなり厳しくなっていて、そして、そんなカード(カスレア)をこそ好きな人達は一体どうすればいいんでしょうか、と。

カスレアは、唯一無二ぐらいのぶっ飛んだ能力であるべきで、「使われていない強いカード」じゃないということをぜひ覚えて帰っていただきたい所存です。
今回でいうと、ウルリッチとかは使われていない強カードであって、カスレアには該当してこないのです。

ゲートウォッチ押し、滅殺の消えたエルドラージ、スペル弱体、クリーチャーのとどまらない強化、レールのしかれたストーリー……。と、なんか丁寧にまとめにきてる印象が強いんですが、「大丈夫なのか、ウィザーズさんよぅ!」と思っていたところに、カラデシュのプレビューです。

アーティファクトテーマ、新能力語の「機体」、「エネルギーカウンター」……。

ウィザーズさんよ…………




面白そうじゃないか!

こじんまりとまとめてきた感のあるゼンディカーやイニストラードに比べて、なんとぶっ飛んだものをぶち込んできたことよ。
この新セットが入った時に、次のスタン環境がどうなるか全然分かんないところこそが、ワクワク感の根源。新しいゲームのはじまりを予感させます。

エネルギーカウンターとか、もう、ヤバイですよね。管理が難しくなるようなシステムとか、他のフォーマット(モダンとか)にどんな影響があるかもわかんないようなものを入れてきちゃって、もう、ヤバイ。

なんか、あれだ。「僕の考えた最強の超人」みたいなやつを、リアルに漫画に登場させちゃったぐらいのイメージです。この、キン肉マンみたいな先の展開の読めなさっぷりが、久しぶりに発揮されて、とても楽しみになっております。

先のセットでは、個人的に大好きなニコル・ボーラス様が再登場する発表があったのですが、なんか「どうせ、こじんまりとまとまった、それっぽいボーラス様になっちゃうんだろ……」とかも少し思っていて、嬉しさ3割・不安7割といったぐらいでもあったのですが。

頼むぞ、ウィザーズ。

1年そっちの都合(ストーリー重視)に付き合ったんだから、ここからはプレーヤーを楽しませるターンのはずだ。ニコル様のセットとあわせて、1年間はぶっとび気味でお願いします。

で、ニコル様だけは8マナのプレインズウォーカーで再録してください。

そしたら、そのセットがスタン落ちするまでの1年半は、ずっとグリクシスカラー(赤青黒)を使いますので。もしくはグリクシス・タッチ1色とか。

コメント

ズツキ
2016年10月13日12:50

初めまして。dds666さんのライフは一点あればいい、から来ました。
ブラコンウルザとか改造手術は受けられたけど大首領になれなかったアーテイさんとかがいた時代が懐かしいですね!

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